SQL入門:SELECT文でデータを簡単に取り出そう!

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SELECT文とは?

SELECT文は、SQLの中でも最も基本的な文で、「データを取り出す」ときに使います。まるで、本の中から特定のページを探し出すようなイメージです。

SELECT文の基本的な書き方

SELECT文の基本的な書き方は、以下のようになります。

SELECT カラム名 FROM テーブル名;
  • SELECT: データを取り出すためのキーワードです。
  • カラム名: 取り出したいデータの種類(例えば、名前、年齢、住所など)を指定します。
  • FROM: データを取り出す対象のテーブル名を指定します。
  • テーブル名: データが保存されている表の名前を指定します。

例1.一つのカラムを取り出す

もし、「customers」という名前のテーブルがあり、その中に「name」というカラム(列)があるとします。このテーブルから、すべての顧客の名前を取り出すには、次のように書きます。

SELECT name FROM customers;

例2.複数のカラムを取り出す

複数のカラムを取り出す場合は、カラム名をカンマで区切って並べます。

SELECT name, email, city FROM customers;

例3.全てのカラムを取り出す

すべてのカラムを取り出す場合は、アスタリスク(*)を使います。

SELECT * FROM customers;

WHERE句で条件を指定する

特定の条件に合うデータだけを取り出したい場合は、WHERE句を使います。

SELECT name, age FROM customers WHERE age > 30;

この例では、「customers」テーブルから、年齢が30歳を超える顧客の名前と年齢を取り出します。

さまざまな条件の指定

WHERE句では、以下のような条件を指定することができます。

  • 等号: =
  • 不等号: !=, <>, <, >
  • LIKE: 部分一致検索(%は任意の文字列を表す)
  • AND: 複数の条件を全て満たす
  • OR: 複数の条件のいずれかを満たす

例:

SELECT * FROM products WHERE price > 1000 AND category = '電子機器';

この例では、「products」テーブルから、価格が1000円を超え、かつカテゴリーが「電子機器」である商品を全て取り出します。

まとめ

SELECT文は、SQLの基礎となる非常に重要な文です。この文をマスターすることで、データベースから必要な情報を効率的に取り出すことができるようになります。

練習問題

  1. 「employees」という従業員テーブルがあり、”name”(氏名)、”department”(部署)、”salary”(給与)というカラムがあるとします。
    • 全員の氏名と部署を表示してください。
    • 給与が50000円以上の社員の氏名を表示してください。
    • 営業部の社員の氏名と給与を表示してください。

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